CRO(シーアールオー)と呼ばれる医薬品開発業務、臨床試験の受託で業界トップクラスの座を占めるEPS。中国から国費留学生として日本に来た厳が立ち上げ、設立16年目にして年商およそ200億円、従業員およそ1500人を誇るベンチャー企業の雄である。厳が会社を立ち上げたのは1991年。東大大学院に在籍している時だった。日本ではまだ目新しかった医薬品開発業務のアウトソーシングを手がけ業績を拡大。2001年店頭公開、2004年東証2部、2006年には東証1部へ上場と快進撃を続けている。
44歳という若さで、EPSを率い更なる発展を目指す厳浩。都会に憧れていた農村の青年が、突然日本行きを命ぜられ、めまぐるしく変わる環境に翻弄された学生時代。工学部から医学部へ、その後の人生を決めることとなった運命の出会い。誘惑と戦いながら新事業進出で下した思いがけない決断。仕事は一生懸命じゃないと楽しくない、と語る厳浩の経営哲学と決断に迫る。 |