今年、創立100周年を迎えるキリンビール。 定番のキリンラガー、一番搾りのビールに加えて発泡酒淡麗、そして2005年に参入した第3のビール「のどごし〈生〉」が大幅に売り上げを伸ばし、2006年は業界全体が厳しい中、ビール系飲料の総出荷量で前年を約5%上回り、営業利益が過去最高を更新、年間1兆7千億円を売り上げる業界のトップランナーである。さらに今年新しいビール「KIRIN THEGOLD」を発売した。キリンビールが設立されたのは1907年。1954年にはシェアトップに。その後48年もの間、圧倒的な強さでトップを独走し業界の「ガリバー」と言われていた。しかし2001年トップの座から陥落、その後の熾烈なシェア争いの中、営業畑から14年ぶりに社長に就任したのが加藤壹康である。 漫然と家業を継ぐものと思っていた子供時代。大好きな野球を断念した代わりに新しく挑戦できるものを見つけた高校時代。48年ぶりにトップシェア陥落という一生忘れられない現実との遭遇。そして従来の営業スタイルからの180度の転換。「絶えず前進」を標榜する加藤壹康の 経営哲学と原点に迫る。
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