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直撃! トップの決断 バックナンバー 司会:長谷川洋三 アシスタント:相沢礼子

■放送日 3月3日

デサント 田尻邦夫社長

長期低迷にあえぐ日本経済の中でも、元気な会社がある。そういった会社にはたいてい、波乱万丈、艱難辛苦を乗り越えてきた改革精神旺盛なトップがいる。 
この番組では「年功序列」「終身雇用」が崩壊し、かつてない競争社会に身をおく私たちにとって、最高の「教材」である企業トップの生の声を聞き、その半生から激動の時代を力強く生きぬくための方法を学ぶ。司会は近著に「ウェルチが日本を変える」「ゴーンさんの下で働きたいですか」などがある長谷川洋三。長年の新聞記者経験を生かし、経営者に鋭く迫る。

スキーウェア、ゴルフのマンシングウェア、サッカーのアンブロ、水泳のアリーナ、テニスなどのルコックとスポーツウェアの世界で数々の有名ブランドを擁するデサント。王貞治、横峰さくら、など数々の一流選手と契約し、トリノオリンピック、アテネオリンピックでは日本選手団のオフィシャルウェアに選定、次々と新機能のウェアを開発し確かな技術と信頼で躍進を続ける繊維製品企業である。デサントの前身、石本商店が創業したのは1935年。石本他家男(たけお)がグローブなどの野球関連商品を製造、販売したのが始まりだった。その後、野球用のニットのユニフォームを開発し、1968年に中日ドラゴンズが採用したのを皮切りにユニフォームを数多くのチームに供給。さらに、マンシングウェアの発売で、ワンポイントブームの火付け役に。スキーのデモパン開発などスポーツウェアのトレンドをリードし続けてきた。しかし、1998年、創業以来最大の危機がデサントを見舞った。アディダスの国内での企画、製造を一手に担っていたデサントは、ライセンス契約のうち切るきりを通告されたのだ。当時およそ1000億円あった売り上げのうちアディダス製品の売り上げは、およそ400億円。この未曾有の経営危機の最中、会社再建のため2002年に伊藤忠商事の副社長からデサントの社長に就任し改革を断行。デサントをV字回復に導いたのが田尻邦夫である。伊藤忠商事に入り天安門事件の混乱の中、利益を飛躍的に伸ばした課長時代。事業建て直しのため改革を断行したイギリス駐在時代。業績低迷の中、全社の改革を押し進めた経営企画担当役員時代。改革の断行には「平常心」と「しっかりしたグランドデザイン」が必要と語る田尻の原点と決断に迫る。



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