ファスナーの代名詞と言えるほどの知名度をほこり、全世界でシェア45%、建材事業でも国内第二位のシェアを占め、世界70の国と地域に展開するYKKグループ。年間6000億円を売り上げ、グローバルに展開するリーディング・カンパニーである。
YKKの前身サンエス商会が創業したのは1934年。吉田の父、忠雄がファスナーの加工・販売会社を立ち上げたのが始まりだった。確かな品質で世界に進出しトップシェアを占めるまでに躍進。建材事業をも手がけ、従業員約4万人の巨大企業にまで成長した。その後を引き継ぎ1993年、2代目の社長に就任したのが吉田忠裕である。カリスマ経営者の父から教育を受けた幼少時代。親の会社への入社を思い悩んだ学生時代。バブルの最中に襲いかかった経営危機。
そして、父のカリスマ経営からの脱却。「成功体験に縛られない経営」を標榜する吉田忠裕の経営哲学と原点に迫る。
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