りそなホールディングスは日本第4位のりそな銀行を中核とするりそなグループを取り仕切る持ち株会社である。窓口の営業時間延長や顧客の待ち時間0を目標にするなど、これまでの銀行の常識を打ち破るさまざまなサービスを打ち出し、注目を集めている。
りそな銀行は、2003年の発足直後に、経営難に陥り、およそ2兆円もの公的資金を受け入れた。再生が至上命題だった。そんな中で、りそなホールディングスの会長に就任したのが、当時JR東日本の副社長だった細谷英二である。国鉄時代には、分割民営化を推進する改革派の中枢にいた細谷は、地方の一鉄道管理局への左遷をも経験した。 国鉄が分割民営化されJRになってからも、顧客を取り込むためのさまざまな改革を断行。形だけでない本当の民営化を推進していった。
そして、2003年―。
細谷は困難とされた、りそなの再生に挑んだのだ。はたしていかなる決断で、りそなを復活へと導いていったのか。 |