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直撃! トップの決断 バックナンバー 司会:長谷川洋三 アシスタント:相沢礼子

■放送日 8月7日

株式会社角川ホールディングス 代表取締役会長兼C.E.O 角川 歴彦

長期低迷にあえぐ日本経済の中でも、元気な会社がある。そういった会社にはたいてい、波乱万丈、艱難辛苦を乗り越えてきた改革精神旺盛なトップがいる。
この番組では、「年功序列」「終身雇用」が崩壊し、かつてない競争社会に身をおく私たちにとって、最高の「教材」である企業トップの生の声を聞き、その半生から激動の時代を力強く生きぬくための方法を学ぶ。司会は近著に「ウェルチが日本を変える」「ゴーンさんの下で働きたいですか」などがある日本経済新聞社編集委員・長谷川洋三。長年の新聞記者経験を生かし、経営者に鋭く迫る。

今日のトップは株式会社角川ホールディングス 代表取締役会長兼C.E.O
角川 歴彦(かどかわ・つぐひこ)(61歳)


角川書店は1945年(昭和20年)国文学研究者の角川源義(かどかわ・げんよし)によって文芸出版社として創業された。
「角川文庫」のブームや「昭和文学全集」が大ベストセラーになるなど、出版界に確固たる地位を築いていった。
1976年には映画に進出。横溝正史の原作「犬神家の一族」が大ヒットし原作も売れに売れた。
以来メディアミックスを打ち出し次々にヒット作を生み出していく。
1982年、「週刊ザテレビジョン」を創刊し、雑誌・情報誌の分野も網羅していった。
90年代には角川歴彦の下、総合メディア企業「メガソフトウェア・パブリッシャー」を標榜し、1998年には東証第二部に上場。その後は意欲的にM&Aや出資、業務提携を断行。
一大メディアグループを実現するとともに、2003年にはグループ持ち株会社、角川ホールディングスに移行。2004年東証一部上場を果たした。

角川はこの巨大メディアグループをどこに導くのか?
また、ここに至るまでにはどのような苦難があったのか?
角川歴彦の苦悩の決断と経営哲学に迫る!
直撃トップの決断!

1993年、角川歴彦はマニア向けゲーム雑誌やマンガ雑誌を出版するメディアワークスの社長を務めていた。
そこに、当事角川書店社長の角川春樹氏逮捕に伴い社長就任の要請が舞い込む。歴彦はこれを受け入れた。すぐさま社員に向け「1000日計画」を発表。これは、1000日で立ち直るというメッセージであった。
そして、その頃から歴彦にはある思いがあった・・・。
「会社はパブリックであるべきだ・・・株主に会社の経営を問う為にも上場しなければならない」
新体制の下、角川書店は活気を取り戻していく。
雑誌「関西ウォーカー」創刊号が記録的な実売を上げ、映画部門でも「失楽園」や「リング」など大ヒット作が生まれた。
そんな中、歴彦は株式の店頭公開への準備を始めていく。
遂に1997年、店頭公開の準備が整い、後は公開日を待つだけとなった。
しかし、そこに日本経済を根底から揺るがす事件が次々と起こる。金融自由化の流れと折からの大不況から日産生命が破綻。それに続き、北海道拓殖銀行、四大証券会社の一角を担う山一証券も破綻したのである。
金融危機が日本全土を覆った。歴彦は岐路に立たされた。
この金融危機の中で株式を公開して資金は集まるのだろうか・・・。
そして、歴彦は決断を下す。それは、自らの信用を賭けた、苦渋の決断だった!
直撃! トップの決断