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直撃! トップの決断 バックナンバー 司会:長谷川洋三 アシスタント:相沢礼子

■放送日 6月26日

株式会社エイチ・アイ・エス 取締役会長 澤田 秀雄

長期低迷にあえぐ日本経済の中でも、元気な会社がある。そういった会社にはたいてい、波乱万丈、艱難辛苦を乗り越えてきた改革精神旺盛なトップがいる。
この番組では、「年功序列」「終身雇用」が崩壊し、かつてない競争社会に身をおく私たちにとって、最高の「教材」である企業トップの生の声を聞き、その半生から激動の時代を力強く生きぬくための方法を学ぶ。司会は近著に「ウェルチが日本を変える」「ゴーンさんの下で働きたいですか」などがある日本経済新聞社編集委員・長谷川洋三。長年の新聞記者経験を生かし、経営者に鋭く迫る。

今日のトップは、株式会社エイチ・アイ・エス 取締役会長 澤田 秀雄(さわだ ひでお)

HISは1980年、格安航空券を販売する会社として創業する。当時、航空券が高額なために、海外旅行は庶民にとって夢の世界。しかし、HISは常識を覆す価格設定で、旅行業界に旋風を巻き起こし、海外旅行を庶民の手が届く存在に変えた。
1989年には、航空券だけに止まらないパック旅行などにも参入。今では旅行業界第2位の売り上げを誇るまでに成長している。澤田のサプライズは旅行業界だけではなかった。
1996年には、(グループ企業として)航空会社を設立。
東京〜福岡間を既存の航空便の半額で就航を始め、マスコミの話題をさらった。
また、1999年には証券業界に参入。その後さらに、モンゴルの銀行を買収、成功を収めるなどその勢いは止まるところを知らない。いまや、澤田秀雄は旅行業界のみならず、ビジネス界の風雲児となった。
しかし、規制に守られた業界の壁を次々と打破していく澤田流の経営に、逆風は少なくなかった。
果たして、澤田はいかにして逆風を乗り越えてきたのか?「失敗から学び、諦めずに継続する」そう語る澤田秀雄の経営の原点と決断に迫る!『直撃!トップの決断』

1980年、新宿のビルの一室からスタートしたHIS。
創業以来、10年間は毎年前年の2倍を越える売り上げを計上した。
さらに80年代後半からの海外旅行ブームの立役者ともなり、1995年には店頭公開。
一気に旅行業界大手の一角に上り詰めようとしていた。そして店頭公開した90年代半ば、澤田の目は新たな事業に目が向けられてた。
それは「航空会社の設立」当時、HISは国内旅行を格安で提供できないかを模索していた。
しかし、ネックは各航空会社の横並び価格である航空チケット。当時、航空チケットは区間ごとに決められた価格が設定され、それが安くなることなどなかった。
1996年国が大手航空会社に割引を認める決定を下した後も、大手3社は手をつけようとはしなかった。
澤田が、この状況を打破するためにとった方策。それが1996年の「スカイマークエアラインズの設立」だったのだ。
澤田は、2年後の98年にまず、東京〜福岡便を半額で就航することを発表。
35年ぶりの新たな航空会社設立、しかも格安での就航を目指すと報道され日本中が期待に沸いた。しかし、発表から1年後、澤田は就航に向けて大きな岐路に立たされていた。1年後の就航に向け、飛行機の発注の期限が迫っていた。しかし、200人は必要とされる飛行機を飛ばすためのスタッフが30人しか集まっていなかったのだ。パイロットや技術者が集まらなければ、もちろん認可が下りるはずもなく、計画は頓挫する。
1年後にスタッフを集められる保障はない。
飛行機を発注してしまえば、大きなお金が動いていてしまう。
飛行機の就航に向けて、澤田は大きな決断を下す!果たして航空業界を変えることになる澤田のその決断とは!
直撃! トップの決断