2016年8月7日放送(前編)、8月14日放送(後編)

ゲスト 勅使河原茜、大樋長左衛門
草月流家元・勅使河原茜さんと陶芸家・十一代目 大樋長左衛門さんのお二人をゲストに迎えてのトーク。2001年に草月流の4代目家元を継承した勅使河原さん、その作品の魅力とは!?石川県産の能登牛を使ったワインにぴったりのお料理もお楽しみに!前回に引き続き、新潟県にあるフェルミエをご紹介!この地で注目される品種「アルバリーニョ」の畑も拝見しました。そのあとはもちろんテイスティング!今回はどんなワインが登場するのでしょうか!?
テーブルコーディネート
辰巳真由美
CLUB B.C.Rプロフィール
毎回、ゲストを思い描きながら空間やお花のデザインを考えています。空間やテーブルのコーディネートはワインを楽しむための大きな要素のひとつです。
皆様も、毎回変わるコーディネートをどうぞお楽しみ下さい。
女性らしい、大輪の花を連想させる勅使川原さんのテーブルは赤っぽいピンクを基調に女性の凛とした姿を表してみました。
少し甘く・・・でも甘くなりすぎないよう、勅使川原さんの背負っていらっしゃる、「伝統」を金のテーブルマットとコースターで表してみました。

フェルミエ
ワイン名・生産者 | 国・地域 | 色 | 品種 | 価格 | 輸入元 |
---|---|---|---|---|---|
H・ジッフェル・ゾーネ ブルーナン カビネット フラワーボトル 2015 |
ドイツ ラインヘッセン |
白 | ミュラー・トゥルガウ50 リースリング25/ケルナー&オルテガ25 |
\1,404 | 巴ワイン・アンド・スピリッツ |
ドメーヌ・ジェラール・トランブレイ シャブリ エレーヌ・ペロ 2014 |
フランス ブルゴーニュ |
白 | シャルドネ | \3,240 | 日仏商事 |
セント・タマーシュ・ヴィンヤーズ&ワイナリー ドライ・バイ・トカイ 2013 |
ハンガリー トカイ |
白 | フルミント90/ハーシュレヴェル5 シャールガ・ムシュコターイ5 |
\3,456 | KOBEインターナショナル |
スタンフォード ブリュット ガヴァナーズ・キュヴェ | アメリカ セントラル・ヴァレー |
白泡 | シュナンブラン70 フレンチコロンバール30 |
\2,376 | CAAV |
ハッシュ・ヒース バルフォー ブリュット・ロゼ 2004 | イギリス イングランド南部 |
ロゼ泡 | ピノ・ノワール56/ピノ・ムニエ44 | \6,480 | ワインショップ西村 |
イエアワインズ アギオルギティコ 14-18H 2015 | ギリシャ ペロポソネス |
ロゼ | アギオルギティコ | \2,646 | ヴァン・ド・オリーヴ |
ウッドストック ザ・オクトジェネリアン グルナッシュ・テンプラニーリョ 2013 |
オーストラリア マクラーレン・ヴェイル |
赤 | グルナッシュ/テンプラニーリョ | \3,564 | GRN |
サンタ・アナ クラシック マルベック 2015 | アルゼンチン メンドーサ |
赤 | マルベック | \1,020 | 日本酒類販売 |
タルヴァン シービーシグネチャー ルージュ 2012 | モロッコ カサブランカ |
赤 | マルスラン/カルメネール プティ・ヴェルド |
\3,780 | エム・アンド・ピー |
メディチ・エルメーテ アッソーロ レッジアーノ フリッツァンテ ロッソ セッコ 2015 |
イタリア エミリア・ロマーニャ |
赤泡 | ランブルスコ・サラミーノ アンチェッロッタ |
\1,620 | モトックス |
今飲みワインに合わせた料理
岩牡蠣のジュレ寄せ おかひじきのレモン風味添え(4人分)
岩牡蠣・・・4個
牡蠣のジュ・・・100cc
ゼラチン・・・1.5g
おかひじき・・・1パック
レモン・・・1/6個
オリーヴオイル・・・大さじ1
黒胡椒・・・少々
ワインヴィネガー・・・少々
(カクテルソース)
トマトソース・・・大さじ4
マヨネーズ・・・大さじ1
かんずり(なければタバスコ)・・・小さじ1
コニャック・・・小さじ2

②牡蠣のジュはキッチンペーパーで漉して100ml計り、よく溶かしたゼラチンを加えて冷蔵庫で冷ましておく。
③レモンは房に分け、実はみじん切りにし、皮は摩り下ろしておく。
④おかひじきは熱湯でさっと茹でて水気を切り、③のレモンとオリーヴオイルを加えてざっと混ぜる。最後に黒胡椒をひく。
⑤よく洗った殻に、一口大に切った牡蠣を乗せ、②のジュレを砕いてのせる。ワインヴィネガー少々をたらし、④のおかひじきをたっぷりのせる。
⑥カクテルソースの材料をよく合わせ、別皿で添える。
日本ワインに合わせた料理
フレッシュアンズのサラダ 山椒の香り(4人分)
フレッシュアンズ・・・4個
スムール(クスクス)・・・大さじ1
スライスアーモンド・・・大さじ1
バルサミコドレッシング・・・小さじ2
マヨネーズ・・・小さじ1
実山椒・・・小さじ1

②山椒は水からしっかりと茹で、茹で上がったら数時間、水にさらして辛みを抜いておく。
③スムールはボウルに入れ、同量の熱いお湯を加えてラップをし、時々かき混ぜながら戻す。
④ドレッシングとマヨネーズをあわせておく。
⑤アンズとスムールをボウルに入れ、④のソースを入れて和え、塩、こしょうで味を調える。
⑥ ⑤を皿に盛り、スライスアーモンド、刻んだ山椒を添える。
『勅使河原茜っぽいワインに合わせた料理』
能登牛のロティ 赤い果実のソース 金時草のトキア添え(4人分)
金時草・・・100g
卵・・・1個
粉チーズ・・・10g
(赤い果実のソース)
フォンドヴォ―・・・50cc
赤ワイン・・・200cc
ラズベリー・・・大さじ1
ブルーベリー・・・大さじ1

②トキアを作る。金時草はみじん切りにし、卵、粉チーズを加えてよく混ぜる。
③フライパンに油を熱し、②の卵液を流して弱火でじっくりと焼く。固まったらひっくり返し、さらに数分焼いて取り出す。
④ソースを作る。小鍋に赤ワインを入れて1/4量まで煮詰める。フォンドヴォ―を加えてしお、胡椒で味を調え、直前に赤いフルーツを加えてひと混ぜする。
⑤ ①の肉を薄切りにして皿に並べ、トキアを添えてソースを流す。
蜂須賀紀子
早稲田大学卒。都内フレンチレストランでの料理長経験を経て渡仏。2年に渡り現場を通じてフランスの食文化を学ぶ。帰国後はさらに知識を深め、食関係通訳や講師、ソムリエ業などを行う傍ら、“ワインのある生活”を多角的にプロデュース。ワインと料理のマリアージュに関する造詣が深い。ワインエキスパート/チーズプロフェッショナル。東京生まれ。