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辰巳琢郎の葡萄酒浪漫

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2015年4月5日(前編) 、4月12日(後編)

ゲスト 萬田久子、岡昌治

女優の萬田久子さんと日本ソムリエ協会会長・岡昌治さんのお二人をゲストに迎えてのトーク。ワイン通としても知られる萬田さんが選ぶワインとは!?和歌山県から届いた『紀州うめどり』使ったワインにぴったりのお料理もお楽しみに!今回は長野県須坂市で行われたワインイベントの様子をリポート!近年、ワイン産地として注目が高まる北信州のワインを中心に様々なワインを飲みまくります!地元の食材を使ったおつまみとのマリアージュもお楽しみに!

テーブルコーディネート

辰巳真由美
CLUB B.C.Rプロフィール

毎回、ゲストを思い描きながら空間やお花のデザインを考えています。
空間やテーブルのコーディネートはワインを楽しむための大きな要素のひとつです。
皆様も、毎回変わるコーディネートをどうぞお楽しみ下さい。


  • 萬田久子さん
    『今飲みワイン』
    シュタイニンガー カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ セクト 2012
    原産地 オーストリア /カンプタール
    ロゼ泡
    品種 カベルネ・ソーヴィニヨン
    価格 \4,428
    輸入元 AWA

  • 『萬田久子っぽいワイン』
    スローワイン メルロ 2013
    原産地 南アフリカ/オーバーバーグ
    品種 メルロ
    価格 \1,728
    輸入元 マスダ

  • 今週の日本ワイン
    マンズワイン 小諸ワイナリー 『龍眼スパークリング』
    原産地 日本/長野
    白泡
    品種 龍眼
    価格 \1,296
       

須坂イベント

ワイン名・生産者 国・地域 品種 価格 輸入元
ヤルンバ・ワイン・カンパニー ホワイト・シープ 2013 ニュージーランド
ホークスベイ
ソーヴィニヨン・ブラン \2,484 DHC
シャトー・デュ・コワン ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー キュヴェ・コント・ド・サン・チュベール 2009 フランス
ロワール
ムロン・ド・ブルゴーニュ \4,104 三幸蓮見商店
ドメーヌ・ハツィダキス サントリーニ キュヴェ・ナンバー15 2013 ギリシャ
サントリーニ
アシルティコ \3,780 ラシーヌ
ダーレンベルグ マネースパイダー ルーサンヌ 2012 オーストラリア
マクラーレン・ヴェイル
ルーサンヌ \2,538 ヴィレッジセラーズ
ラ・アグリコーラ ヴィダ・オーガニカ スパークリング 2012 アルゼンチン
メンドーサ
白泡 シャルドネ \2,160 サッポロビール
ラ・ボデガ・デ・ピノソ ベルマドール ロサード 2013 スペイン
アリカンテ
ロゼ モナストレル \2,376 アルコス
シェルグ・ウルドゥズ ダラール 2009 アゼルバイジャン
シャムキル
赤甘 サぺラヴィ50/タヴクヴェリ50 \2,592 オリエントスター貿易
ヴィヴィアー ピノ・ノワール 2013 アメリカ
ソノマコースト
ピノ・ノワール \7,100 Sun Bridge
カナリッキオ・ディ・ソープラ ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2012 イタリア
トスカーナ
サンジョベーゼ・グロッソ \3,240 オーバーシーズ
タカマ セレクシオン エスペシアル 2011 ペルー
タカマ
タナ65/プチヴェルド35 \1,944 キョウダイジャパン




今飲みワインに合わせた料理

紀州うめどりの白ワイン蒸しソテー ベークドトマト添え(4人分)


紀州うめどり むね肉・・・300g
塩・・・小さじ1
白こしょう・・・適量
オリーブオイル・・・5cc
白ワイン・・・100cc
梅酢・・・15cc
無塩バター・・・15g
塩・・・ひとつまみ
赤糖房トマト・・・適量


1.紀州うめどりのむね肉は厚い部分を開いて4つに切り分けて塩こしょうする。
2.赤糖房トマトは房のまま耐熱皿に載せて200℃のオーブンで15?20分ほど焼く。
3.オリーブオイルを敷いたフライパンでとり肉の皮目から弱火で焼く。綺麗な焼き色がついたら返して白ワインを注ぎ蓋をして弱火で5分蒸し焼きにする。
4.とり肉に火が通ったら皿にとる。ソースは煮詰まった白ワインに梅酢を加え、薄ければ塩で整える。火を止めて無塩バターを入れてとろみをつけてとり肉にかける。
5.焼き上がった赤糖房トマトを添える。

*梅酢入り飼料を食べて育った臭みの少ないうめどりは蒸し焼きで柔らかく火を通して梅酢入りのソースでさっぱりと仕上げました。赤糖房トマトは糖度が高く焼くだけで旨味・甘味が凝縮します。

日本ワインに合わせた料理

焼きそら豆の桜風味白和え(4人分)


絹ごし豆腐・・・200g
桜の花の塩漬け・・・14個(内飾り用に4個)
そら豆・・・20粒
オリーブオイル・・・少々
塩・・・ひとつまみ


1.絹ごし豆腐はペーパータオルに包んで軽く水切りしてからゴムベラで滑らかに混ぜておく。
2.桜の花の塩漬けは少量の水につけて塩抜きしてから水気をきる。飾り用4個を残して細かいみじん切りにする。
3.そら豆は皮をとり、オリーブオイル少々をしいたフライパンで弱火でじっくりと焼く。焼き上がったら塩ひとつまみをふりかけておく。
4.豆腐に桜の花のみじん切りを入れてよくまぜてからそら豆を加える。器にもりつけて桜の花を添える。

『萬田久子っぽいワイン』に合わせた料理

紀州勝浦産生まぐろの煎り酒ソテー(4人分)


紀州勝浦産生まぐろ・・・4切れ(300g)
煎り酒・・・15cc
オリーブオイル・・・5cc
ソース用入煎り酒・・・50cc
菜の花・・・50g
菜の花のソース用:
フレンチマスタード・・・大さじ2
メープルシロップ・・・大さじ1
オリーブオイル・・・大さじ1


1.菜の花は洗って茎から入れて1分ほど茹でて水をきり、食べやすい長さに切る。
2.まぐろは1.5cm厚さに切り、両面に刷毛で煎り酒をぬる。
3.フライパンにオリーブオイルを敷いて中火で両面を30秒ずつこんがりと焼く。
4.まぐろを焼いたフライパンにソース用煎り酒を足して弱火で煮詰める。
5.菜の花のソースの材料を全て合わせる。器に盛りつけてそれぞれのソースを添える。

*タンニンの優しいメルローにしっかりした赤身のまぐろを合わせて煎り酒でやや和風に仕上げました。煎り酒は日本酒に梅干し、かつお節を足して煮込んだ江戸時代からの調味料。塩味控えめで旨味たっぷりのソースになります。菜の花には洋風辛し酢みそのようなソースを添えました。

後藤初美

大手企業にて役員秘書を務める傍ら、プロフェッショナル向けフランス料理コースで腕を磨く。フランスの地方を巡り郷土色豊かなワイン、料理、お菓子を食べ歩いた経験を生かし、フランス語も同時に学べる料理教室Le Petit Fourを主宰。 ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル、国際薬膳調理師の資格を持つ。