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2016.03.20
冬の絶景“秩父三大氷柱”~埼玉県秩父地域~

今回ご案内するのは、冬の風物詩として毎年ニュースで取り上げられる秩父地域の「三十槌のつらら」と、近年話題の二つを合わせた「秩父三大氷柱」。厳しい冬が造り出す氷の芸術をお届けする。
「秩父三大氷柱」があるのは、埼玉県秩父市と、その周りに広がる秩父郡の小鹿野町、横瀬町。山々に囲まれた盆地で、豊かな自然が残る。

  • 中津の氷壁

最初に訪れたのは、日本百名山に選ばれる両神山のふもとに広がる「秩父郡小鹿野町」。
国民宿舎もある「両神国民休養地」では、ロウバイとフクジュソウが咲き誇る。中でも、秩父の固有種であるオレンジ色のフクジュソウ「秩父紅」は見どころだ。「お船観音」で知られる「般若山 法性寺」も絶景の名所。本堂には、ご本尊の薬師如来がお祀りされているほか、通称「お船観音」とよばれるお前立観音が祀られている。名前の由来の通り、宝冠の上に笠をかぶり、舟を漕いでいる珍しいお姿だ。
そんな小鹿野町にある「秩父三大氷柱」の一つが「尾ノ内氷柱」。両神山を源流とする尾ノ内渓谷の水とマイナス10度を越える冷え込みを利用して、地元の方々が人工的に作った氷柱。吊り橋から眺める斜面に氷柱が広がる景色は圧巻。

  • 尾ノ内氷柱 (1)
  • 尾ノ内氷柱 (2)

続いて訪れたのは、秩父の象徴でもある名山・武甲山の麓に位置する秩父郡横瀬町。毎年4月から5月上旬にかけて、一面に色とりどりの芝桜が咲き集う「芝桜の丘」で有名な羊山公園で知られる。そんな横瀬町にある「秩父三大氷柱」が、近年話題を呼んでいる「あしがくぼの氷柱」。2014年冬から始められた新たな氷柱の名所で、沢の水を使い、山の斜面を利用して地元の方々が造った大きな氷柱。ライトアップされた妖艶な姿もご紹介する。

  • あしがくぼの氷柱 (1)
  • あしがくぼの氷柱 (2)

最後にご紹介する「秩父三大氷柱」の筆頭、「三十槌のつらら」があるのは、秩父市大滝地区。埼玉県で最も西にあり、山梨県と接する。標高2000メートル級の山々が連なる秩父山地に囲まれ、「奥秩父」と称される人気の観光地だ。紅葉狩りの人々で賑わう「秩父湖」や「中津峡」のほか、冬は、出合地区の「氷の滝」は見どころ。岩肌から染み出る水が、厳しい寒さで凍りつき、つららが何本もつながって滝のように見える。
そしていよいよ、「三十槌のつらら」へ。ライトアップの様子もご紹介する。寒さを忘れる圧倒的な自然美の連続。どうぞお楽しみに。

  • 三十槌の氷柱 (1)
  • 三十槌の氷柱 (2)