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2016.03.06
天下の名湯 温泉風情 ~群馬県吾妻郡草津町~

今回ご案内するのは、岐阜の「下呂温泉」、兵庫の「有馬温泉」と共に、「日本三名泉」と讃えられる名湯、群馬・草津温泉。山深い地にありながら、年間280万人を越える人気の名所。そんな草津の町のシンボルは、源泉「湯畑」。周りに旅館や土産物店が軒を連ね、温泉街を形成している。しかし、草津の見どころはこの湯畑だけではない。ほかにも歴史深い源泉が町に点在している。さらに、湯どころ・草津ならではの美しい名瀑もある。
今回は、天下の名湯、草津の楽しみ方をたっぷりとご紹介。

  • 湯畑俯瞰
  • 湯畑俯瞰 夜景

江戸時代の温泉番付で、当時の最高位である東大関に格付けされた、国内屈指の名泉・草津。温泉街全体で毎分3万2300リットル、1日になんとドラム缶およそ23万本分という、日本一の湧出量を誇る。湯畑は、夜になるとライトアップされ、幻想的な情緒深い光景を見せる。湯畑の中には、8代将軍・吉宗や10代将軍・家治がここから湧き出る湯を樽詰めにして江戸城へ運ばせたという「御汲上の湯枠」などの見どころもある。伝統的な風習「湯もみ」や「草津節」なども紹介し、草津の風情を満喫。

  • 湯畑 夕暮れ
  • 湯畑ライトアップ

そして、草津温泉の原点ともいえる神社とお寺へ。草津温泉を発見したと伝わる、日本武尊をまつる「白根神社」。「日本三大温泉薬師」とうたわれる名刹「草津山 光泉寺」をご案内する。

さらに、温泉街に点在する湯畑以外の源泉へ。
鎌倉時代、源頼朝が浅間で狩りをした際に草津を訪れ、入浴したと伝えられる「白旗源泉」には、頼朝をまつる「頼朝宮」という小さな祠もある。
一方、「地蔵源泉」には、頼朝のライバルだった木曽義仲の伝説が残る。1808年に修験山伏の御堂として建てられ、堂内には、木曽義仲の護持仏だったと伝えられる石地蔵が安置されている。
ゴロゴロと石が転がる、荒涼とした河原の中を、湯けむりを上げながら流れる、温泉の川「西の河原公園」も源泉のひとつ。上信越高原国立公園の特別地域に指定されている。

最後に、草津で特にお勧めしたい名所「嫗仙の滝」へ。落差はおよそ25メートル。酸化鉄の蓄積により赤く染まった岩肌を、白くたなびく絹のように滝が流れ落ちていく絶景の名瀑をご紹介する。どうぞお楽しみに。

  • 湯畑ライトアップ
  • 湯樋