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2016.02.21
日本三名瀑・袋田の滝 ~茨城県久慈郡大子町~

今回ご案内するのは、栃木県日光市の「華厳の滝」、和歌山県那智勝浦町の「那智の滝」に並ぶ日本三名瀑、茨城県大子町にある「袋田の滝」。国の名勝、茨城県北ジオパークのジオサイトにも選定されている名所である。
県北西部に位置する久慈郡大子町は、福島と栃木の県境にある。そんな町の象徴となっているのが「袋田の滝」。高さ120メートル、幅73メートルの偉容を誇る。

実はこの名瀑は、かつて海底火山だった。そして、1700年前、火山だった頃を偲ばせるものが今でも見られるという。地球のダイナミズムを感じる、その痕跡とは一体何なのか?

  • 袋田の滝 氷瀑

滝と共にこの町のシンボルになっているのが、清流「久慈川」。町の中心を蛇行して流れる大河で、アユ釣りの名所としても知られ、春から秋にかけて多くの釣り客で賑わう。 冬はシガという凍りつく珍しい現象が見られることもある。

  • 久慈川のシガ
  • 久慈川のシガ

そんな久慈川が生みだしたのが「月待の滝」。普段は二筋の夫婦滝だが、水量が増えると子滝が出来て現れ、親子滝になる。そんな特徴から、二十三夜の月の出現を待って女性たちが集い、安産や子育て、開運を祈る「二十三夜講」が行われてきた。その由縁から、「月待の滝」という名がついたという。

  • 月待の滝 氷瀑
  • 月待の滝 氷瀑

また、近年話題を呼んでいる珍しい名所もある。土日祝日だけ一般公開されている「旧上岡小学校」。NHKの朝の連続テレビ小説をはじめ、多くのドラマや映画の舞台となったことから、全国から観光客が訪れる人気スポットとなった。明治時代に建造された校舎や教室は、ノスタルジックな雰囲気に包まれている。
そのほか、久慈川の支流が流れる隣町の常陸太田市の名所、「竜神ダム」や「竜神峡」、「竜神大吊橋」などのご紹介する。

  • 袋田の滝 氷瀑

そしてついに日本三名瀑「袋田の滝」へ。ごう音を響かせながら、荒々しい岩肌を豪快に流れ落ちていく。新緑や紅葉など、四季折々の姿が楽しめる事から、西行法師が「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛し、「四度の滝」とも呼ばれるようになったという名瀑。海底火山だった頃の知られざる痕跡とは?
冬は凍りつき、氷瀑になる可能性も。今年はどんな姿を見せてくれるのか?
どうぞお楽しみに。

  • 生瀬の滝 氷瀑