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2016.02.07
和と洋のレトロモダン ~岡山・倉敷美観地区~

今回ご案内するのは、国の重要伝統的建造物群保存地区として街並みが保全されている、風光明媚な観光名所「倉敷美観地区」。年間340万人以上の観光客が訪れる。

岡山県南部に位置する倉敷市のJR倉敷駅から南へおよそ徒歩15分の市街地にある。
川沿いに広がる、日本家屋と洋館が入り混じる独特の風景が有名だが、いったいいつからこんな和洋折衷の街並みになったのか?
美観地区を巡りながら、美しい町の知られざる成り立ちの秘話をご紹介していく。

  • 街並み1

柳並木が水面に映る川を、ゆっくりと行き来する舟。白壁土蔵のなまこ壁に、軒を連ねる伝統的な町家。そんな美観地区を象徴する光景の中心にあるのが倉敷川。古くから物資を運ぶ運河として利用されてきた。ライトアップされた夜の光景も見どころの一つだ。

  • 倉敷川

倉敷川から、路地へ入ると、趣の異なる、昔ながらの街並みが広がる。「本町通り」と呼ばれるエリアは、「ひやさい」と呼ばれる細い路地が伸び、古い町並みを生かしたカフェやギャラリーなどが点在している。

  • 街並み2

和洋折衷の美観地区の街並みを象徴する、壮大な洋風建造物「大原美術館」も見どころ。
1930年に建てられた、日本で初めて開館した西洋美術中心の私立美術館で、大正・昭和期に、倉敷を基盤に幅広く活躍した事業家、大原孫三郎が創始した。
エル・グレコの「受胎告知」やクロード・モネの「睡蓮」をはじめとする西洋の名画があることで知られる美術館だが、その建築美も見逃せない。

  • 大原美術館

1917年に倉敷の町役場として建てられた、下見板張・白ペンキ塗の外壁が印象的な「倉敷館」は、今は観光案内所として再利用されている。

美観地区指折りの観光名所である「倉敷アイビースクエア」は、蔦が絡まる外観が特徴的な、趣ある洋館が建ち並ぶ観光施設で、広場を囲むようにホテルやレストラン、多目的ホール等が軒を連ねている。その中に、倉敷の歴史を紐解く洋館があった。
和と洋のレトロモダンなこの町には、いったいどんな歴史があるのだろうか?
どうぞお楽しみに。

  • 倉敷アイビースクエア