地球★アステク

4月7日(木)スタート 毎週木曜 夜10時

次回の放送

伊藤洋一

「地球★アステク」は、生活に根差した科学情報や明日の知識、ビジネスヒントになるような先端テクノロジーに注目する番組です。全編取材VTRで、テクノロジーの現場から生きた情報をお届けします。

大学の研究室にとどまらず、企業の研究所や工場など、幅広く取材先をセレクト。番組の顔・伊藤洋一は、各回のテーマとなるテクノロジーが明日の経済へ与えるインパクトや課題を、アナリスト視点で鋭く解説。また美人双子姉妹の蒼あんな・れいなは、とかく難しくなりがちな科学技術を、視聴者目線で分かりやすく、時には身体を張って、お伝えします。

また番組コーナーも充実。素朴な疑問をテーマにした「あんな・れいなの教えてセンセイ!」。今日の先端テクノロジーの礎を築いた先人に迫る「アステク ザ★グレート」。番組の締めに、テクノロジーを経済効果の観点から分析する「伊藤洋一のアステク★コンパス」と、盛りだくさん。

次回の放送

#33 「人工知能で飛ぶヘリコプター」
/千葉大学大学院工学研究科・野波健蔵教授 (11/11/17)

地球★アステク

今回登場する千葉大・野波健蔵教授の研究テーマはいわゆるロボットとはちょっと違う。機械に人工知能を持たせて自分の判断で動くように制御すること、つまり完全自律するマシーンをつくることがその研究目的だ。

現在開発に注力しているのは、六枚羽の自律型電動ヘリコプター。従来のガソリンヘリと異なり、思わず鳥が近づくほど静かに飛ぶ。GPSと姿勢センサーで常に水平を保ちながら定められた目的地へ自分で移動し、また戻ってくる。この自律型電動ヘリは、東日本大震災の被災地にも投入され成果を残している。今後は、トンネルやダムなど人間が簡単に確認できない場所での活躍が見込まれ、既に多くの企業からオファーが寄せられていると言う。この他にも、まるで巨大生物のように、障害物を乗り越えて移動する大型の六脚自律歩行マシーンも紹介する。

機械の人工知能化によって私たちの生活はどう変化していくのか。野波教授の思い描く未来展望と課題に蒼姉妹と伊藤洋一が迫る。

地球★アステク

[海外テクノロジー]

地球★アステク

今回紹介するのはWing 7という画期的な風力発電装置。風力発電に適した強く安定した風が吹くのは一般的に地表から約400メートル以上上空のエリアで、従来の風力発電用タービンではこのエリアの風を捉えることは不可能だった。そこで安定した強い風が吹く高度まで飛ばすことのできる風力発電装置を開発、それがWing 7だ。今回発表された最新のプロトタイプはカーボンファイバー製の翼と特殊設計の回転子を持つ全長8メートル、総重量58.4キロの飛行機型の装置。Wing 7は地上に設置されたベースとケーブルで繋がっており、高度600メートルまで垂直に打ち上げられたあとは空中で旋回しながら風を受け、風速22メートルの風で約20キロワットを発電し、ケーブルを使って電気を地上に送る。Wing 7は風向きや強度が変わっても予備のバッテリーが搭載されていることにより、最低風速3.5メートルの風があれば決められた軌道を外れることなく自動旋回することができる。2013年までにこの風力発電装置の発電量を現行のものの2倍近くに改良する計画があり、2015年には市場に発表される予定となっている。

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