アジアの風

バックナンバー

【第20回】2012年8月18日放送株式会社 アールティ

中川友紀子さん
株式会社 アールティ 代表取締役社長 中川友紀子さん 1971年 東京生まれ。法政大学大学院工学研究科システム工学専攻修了後、東京工業大学大学院総合理工学研究科で助手として勤務。98年には科学技術振興事業団ERATO北野共生システムプロジェクトで研究員として活動、様々なロボット開発プロジェクトに参加。05年には「ロボットのいる暮らしを考える」という企業ミッションを掲げ、株式会社アールティを設立した。研究用教材をはじめ、ホビー製品、関連部品、クラウドロボティクス関連製品など、幅広い分野でサービスロボットを開発提供している。

アジアの風世界の人口増加と同時に進む高齢化を背景に、自動化、省力化のニーズが高まり「ロボット産業」は製造分野だけでなく、医療や介護、警備や災害支援ロボットなど様々な分野で可能性が広がっています。

そんな中、いま新たにアジア進出を始めようと一歩踏み出した企業がありました。株式会社 アールティ。アールティは「ロボットとともに暮らす世界」という企業コンセプトを掲げロボットの開発から製造、販売まで行っています。
世界の最先端技術を紹介するGoogle主催のイベントにも招待されるなど、アールティのロボットを動かす最先端技術は世界中から、いま注目を集めています。アールティは知る人ぞ知る企業なのです。

アジアの風そのアールティ社長、中川友紀子さんがいま最も注目する国は「タイ」。
タイは外資系の製造業を中心に安定した経済成長を遂げ、新興国の中でも特に高い技術力を誇り、世界的なロボット大会などでも優勝するなど、国民のロボットへの関心も高まっています。
そんな実力を備えたロボット新興国タイへ、マーケットの開拓やロボット開発のパートナーを求めて向かいます。

やってきたのは、タイの若きエンジニアが学ぶ工科大学、そこでアールティのロボットの最先端技術は注目の的。
たちまちロボットの周りに人だかりができてしまいます。手ごたえは上々。
アジアの風「自分たちの技術は通用する」という自信を深めることができました。
さらに、そこでは「タイでは基本的にはプログラムは無料」という事実を知らされます、プログラムやシステムを売り込むことを考えていた中川社長にとっては大きな誤算でしたが、そこですぐにタイで売り込んで行くための新たなアイデアも同時に得ることができました。

今回のタイ視察でロボットの販路としてタイへ展開することに重視するよりも、開発の拠点としての道を切り拓くことが今のタイとの付き合いかただと中川社長は発見したようです。

中川社長率いるエンジニア集団、アールティ、その最先端技術は、将来アジアにロボット革命をもたらすかもしれません。