アジアの風

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【第18回】2012年8月4日放送有限会社一善や

中村健二郎さん
有限会社 一善や 代表取締役 中村健二郎さん 1953年京都生まれ。外資系製薬会社を退社後、1993年京都北白川の地にて開業。95年から店名を「京 洋菓子司 一善や」に改め、今日に至る。
創業以来、京都ならではの『茶の心』を取り入れた洋菓子にこだわり、四季折々の旬の素材を生かした、シンプルなケーキで好評を博している。

番組初の特別編。5月の放送でもご紹介した、京都の人気洋菓子店「一善や」の中村社長が、いよいよ台湾出店に向けて現地へと乗り込みました。

出店先に選んだ町は台北市。台湾最大の都市で、人口は約650万人。(新北市を含む)流行に敏感な人が多く、台湾の情報発信地になっています。

アジアの風まずは、現地のスィーツ事情を調べて周る中村さん。しかし、街を歩いてみても、ケーキ屋が見当たりません。実は、台湾では、パン屋がケーキを作っていることがほとんどなのです。さらに、商品を買って食べてみると、クリームの味が日本とまるで違うことに気がつきます。日本のような、牛乳から作った生クリームではなく、植物油から作る合成クリームを使用しているのです。

アジアの風一善やの味を台湾で再現するためには、「日本産のいい生クリームを手に入れること」だと考えた中村さん。前回の番組で知り合った、食品加工会社を営む陳社長のもとを訪れます。陳さんの工場では、昨年から日本の生クリームを輸入して、ロールケーキを作り始めていたのです。中村さんは、この工場で、日本の生クリームを使った一善やのケーキを現地生産してもらうべく、条件交渉に乗り出します。しかし、陳さんから提示された価格は、「通常の5倍」という驚きのコストだったのです・・・。

アジアの風いきなり大きな壁にぶちあたった中村さん。京都の街の小さなケーキ屋が、本当に台湾に出店できるのでしょうか?後編へと続きます。