On Air

川上澄生「初夏の風」

screenshot 英語の教員を続けながら数多くの木版画を製作した川上澄生の代表作「初夏(はつなつ)の風」を取り上げる。

川上澄生は明治28年に横浜で生まれ、海外生活ののち、26歳のときに英語教師として当時の宇都宮中学に赴任した。

screenshot 自らを「へっぽこ先生」と称し、生徒からの人気を集めたという。野球部の副部長を務め、チームを甲子園に送り出すなど充実した教員生活を送る傍ら、木版画の製作にも取り組み、数多くの作品を残している。


screenshot 「初夏の風」は川上澄夫が31歳のときの作品で、風の中に立つ一人の女性の姿が描かれている。当時、この作品を見て感動し、油彩画をやめて版画の道を歩み始めたのが20世紀を代表する版画家・棟方志功である。



screenshot 宇都宮の隣にある鹿沼市には、川上澄生の作品を数多く展示する鹿沼市立川上澄生美術館がある。この美術館を訪ね「初夏の風」に込められた川上澄生の想いを探るとともに、彼がしばしばモチーフにした宇都宮周辺の美しい風景を紹介する。