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向井潤吉 「山腹の家」

screenshot 日本の民家を描き続けた画家・向井潤吉の作品「山腹の家」を取り上げる。




screenshot  向井潤吉は、戦後の高度経済成長に伴って、消えてゆく日本民家を描き続けた。その作品の多くを展示しているのが、東京・世田谷にある向井潤吉アトリエ館。かつて向井の自宅兼アトリエだった建物を美術館として使用しているもので、この建物自体も、古い民家の趣を取り入れて作られている。美術館のある世田谷周辺にも、かつては古民家がいくつもあったが、現在ではすっかり開発が進んでしまった。そんな中でも、昔の面影をしのばせる風景が点在している。世田谷周辺に日本の原風景を探すとともに、向井潤吉と親交のあった人を訪ね、彼が民家を描き続けた思いを聞く。

screenshot  今回、取り上げる「山腹の家」は1964年に描かれたもの。記録をたどると、東京都西多摩郡桧原村の民家がモデルであることがわかった。カメラはモデルとなった民家を探しに、桧原村へと向かう。果たして、40年前の民家は残されているのだろうか。 

screenshot  向井潤吉の足跡と作品を紹介するとともに、失われた日本の美しい風景を、向井潤吉の作品の中に見出していく。