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誇りの地 巡礼 地域の魅力を再発見する

2014.09.17

<9月の旅先>笠間 笠間焼の今

およそ250年前から作られている陶器。笠間焼は、時代の流れの中で、その肌の色や姿を変えています。それは地元の土を使い、試行錯誤を繰り返し、自由な創作環境から生まれた作品。北関東の焼き物の里で進化し続ける陶芸品に触れてみませんか。

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茨城県中部に位置する笠間。緑豊かなこの街で作られている陶器が、伝統工芸品、笠間焼です。丘の斜面に造られた登り窯や通りに置かれた陶器などが、一際目を惹く焼き物の里。

笠間焼の歴史は江戸時代中期に村の名主(なぬし)だった男が、新たな産業を起こそうと焼いたのが始まりでした。当時作られたのは、大きくて頑丈な水瓶やすり鉢など日常生活に用いる器です。

作陶使われたのは、この地の土。鉄分を多く含む笠間の土は、粘りが強く、焼き上がりが丈夫なため、生活用の陶器を作るのに理想的だったのです。

明治時代の終わり頃になると、笠間は、陶器の産地として広く知られるようになりました。しかし、時代は移り変わり、笠間焼は大きな転換期を迎えます。終戦後、プラスチック製品などの輸入によって、陶器の需要が減って行ったのです……

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1870年・明治3年に窯に火を入れた、「桧佐(ひさ)陶工房」。4代目の柴幸一さんは、需要が減った時のことを知る一人です。

焼き上がりが丈夫という特性を活かしながら、時代の生活様式に合った、小型の食器などを作るようになったのです。

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また、笠間焼の最大の特徴である土も見直しました。

他の地の土を持ち込み、江戸時代から使って来た笠間の土を混ぜ合わせる、新たな取り組み。素焼きの陶器を見比べると、混ぜ合わせた方の肌の色が薄くなっています。土の改善により、色彩は鮮やかになりました。時代の風に吹かれながらも、笠間焼は、進化し続け、街に根付き、住民たちに愛されています。伝統にとらわれ過ぎずに変化する姿勢は、街に陶芸の自由な創作環境を育み、全国各地に知られるようになりました。

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