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マンスリー特集 様々なテーマを4週に渡って紹介

2015.03.06

伝統を受け継ぐ職人の心

自由自在に曲げて使える「すずがみ」という金属の器は、父から子へ受け継がれた伝統の技で生み出されました。そこには新たな伝統を築きたいという思いがこめられています。「金属の考えをガラッと変えたかった」という職人の心意気が込められた器は食器や小物いれとしても使える逸品です。職人の技と魂が感じられる「すずがみ」手にしてみてはいかがですか。

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富山県、高岡市。江戸時代から鋳物産業で発展してきた町です。

住宅街の一角に、今年で創業106年を迎える「シマタニ昇龍工房」があります。

これまで仏具のおりんを専門に作ってきました。「おりん」は、銅と亜鉛の合金「真鍮(しんちゅう)」で出来ています。職人が3つの輪をつなげて作ります。輪は板状の金属を少しずつ叩いて仕上げていきます。

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このとき職人は、板の厚さを調整しながら叩きます。それは、わずかな厚みの違いが出来上がりの音色を左右するからです。4代目の好徳(よしのり)さんは、父の元で23歳から腕を磨いてきました。

おりん作りを学ぶ中で、伝統の技を新たなモノ作りに活かしたいという思いが芽生えました。好徳さんが素材に選んだのは錫。自由自在に曲げて使える「すずがみ」という逸品です。金属の中でも柔らかい性質の錫は、薄くすれば、手で簡単に曲げられます。

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しかし、何度も折り曲げたりすると切れてしまいます。好徳さんは、錫の強度を高めるためにおりん作りの技術を活用しました。

「圧延(あつえん)」と呼ばれる金属の加工方法です。金属は圧力をかけることで、原子の密度が上がり、強度が高くなります。

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「おりん」の素材「真鍮」も、板状にするときに「圧延」をしています。好徳さんは試行錯誤の末、何回も圧延を繰り返すことで適度な強度がある錫の板を作り上げました。

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